群馬・みなかみ町の「Earthboat Minakami Hodaigi(アースボート みなかみ宝台樹)」は、ホテルでもキャンプ場でもない、“自然の中でこもるように過ごせる”アウトドア宿泊施設として注目を集めています。
本記事では、「どんな施設なのか」「どんな人に向いているのか」を軸に、プロのライター目線でレビューしつつ、失敗しない予約のポイントもまとめます。
この記事でわかること
- Earthboat Minakami Hodaigi はどんなコンセプトの施設か
- ロケーションや過ごし方の特徴・魅力
- 向いている人・あまり向かない人の傾向
- 予約前にチェックしたいポイント(料金・持ち物・シーズン)
※設備や料金などの詳細は変わる可能性があるため、最終的には必ず公式サイト・予約ページで最新情報を確認してください。
Earthboat Minakami Hodaigi とは?概要とコンセプト

Earthboat Minakami Hodaigi(アースボート みなかみ宝台樹)は、群馬県みなかみ町・宝台樹(ほうだいぎ)エリアにある、アウトドア型の宿泊施設です。
- エリア:群馬県・みなかみ町(利根川源流域、豊かな山と渓谷のエリア)
- 周辺:スキー場や登山口、ラフティングなどのアウトドアが盛んな地域
- スタイル:
- ホテルのような客室棟ではなく、
- 独立したユニークなデザインの“キャビン(小さな建物)”やグランピングタイプで滞在するスタイル
一般的な“グランピング”に近い立ち位置ですが、
- 自然の中にぽつんと佇むようなプライベート感
- 1棟ごとの世界観・デザイン性
といった要素が強く、「アウトドア版デザイナーズホテル」のような印象に近い施設です。
Earthboat Minakami Hodaigi の魅力・おすすめポイント

1. 山あいの静かなロケーションで、“こもる滞在”ができる
みなかみ町・宝台樹エリアは、観光地としてはメジャーでありつつも、
繁華街というより自然の中で静かに過ごすためのエリアです。
- 周囲に高いビルや大型商業施設は少なく、視界が開けている
- 四季ごとの景色(新緑・紅葉・雪景色)がダイレクトに楽しめる
- 夜は街の灯りが少なく、星空観賞もしやすい環境
「人混みから離れて、山の中でゆっくりしたい」という人にとっては、ロケーション自体が大きな魅力と言えます。
2. 1棟貸しスタイルでプライベート感が高い

Earthboat Minakami Hodaigi は、
1組ごとに独立したユニット(キャビン/グランピング棟)を利用するスタイルが基本です。
この形式のメリットとしては、
- 隣の部屋の音が気になりにくい
- 自分たちだけの空間として、気兼ねなく過ごせる
- 小さな子ども連れでも、音や動きにそこまで神経質にならずに済む
といった点が挙げられます。
カップル・夫婦での「ゆっくりステイ」はもちろん、
小さな子どもがいてホテルだと落ち着かないというファミリーにも相性がいい形式です。
3. 「アウトドアはしたいけれど、テント泊はちょっと…」という層にちょうどいい
Earthboat Minakami Hodaigi のような施設が支持される理由のひとつが、
「キャンプの雰囲気は味わいたいけど、不便すぎるのはイヤ」というニーズをちょうど良く満たしてくれる点です。
一般的なキャンプと比べて期待できるポイントは、
- テント設営や撤収の必要がない
- ベッドやソファなど、“自宅に近い快適さ”があるスタイルが多い
- 天候に左右されにくく、雨や寒さに弱い人も安心
一方で、
- 完全な屋内ホテルとは違い、「自然の中にいる」というリアルさも残る
- 季節によっては虫や寒暖差など、“アウトドア的な要素”はゼロではない
といった“アウトドアらしさ”も残っているため、
「キャンプとホテルの中間」くらいの感覚で楽しむのがおすすめです。
4. 周辺アクティビティが豊富で、季節ごとに楽しみ方が変わる
みなかみエリアは、関東でも有数のアウトドアのメッカです。
Earthboat Minakami Hodaigi を拠点に、季節に応じて次のようなアクティビティが楽しめます。
- 春〜秋:ラフティング、キャニオニング、カヌー、サップ、トレッキング
- 夏:沢遊び、湖畔のアクティビティ
- 秋:紅葉ハイキング、温泉巡り
- 冬:スキー・スノーボード、スノーシュー
「日中は思い切り遊んで、夜はキャビンにこもってのんびり」
という1日の組み立てがしやすいのも、このエリアならではの楽しみ方です。
プロ目線でのレビュー:メリット・デメリット

■ 良いと感じるポイント(メリット)
1. 自然にがっつり浸かりながらも、ホテルクラスの安心感がある
- 完全な野営キャンプよりも、防寒や設備面で安心感がある
- とはいえ、窓からの景色や外気を感じながら自然をじっくり味わえる
「体験としてのアウトドア」と「ストレスの少ない宿泊」を両立したい人にとって、バランスのよい落としどころです。
2. 記念日やご褒美旅行にも使える“非日常感”
- デザイン性の高いキャビンタイプの宿は、写真映えもよく特別感がある
- ホテルよりも「貸別荘に来た」ような感覚で、長時間ダラダラと過ごしやすい
誕生日・結婚記念日・カップル旅行の「ちょっと特別な1泊」としても選びやすいポジションです。
3. 拠点としての自由度が高い
- 車で出かければ、道の駅・日帰り温泉・カフェなど、みなかみ周辺のスポットを組み合わせやすい
- 1泊2日でも、アクティビティ+ゆったり滞在の両方を実現しやすい
“宿で完結するリゾート型”というより、
宿をベースにあちこち動き回る旅にも向いています。
■ 気になるかもしれないポイント(デメリット)

1. 純粋な「ホテル並みの快適さ」を期待しすぎるとギャップがある場合も
Earthboat Minakami Hodaigi はアウトドア寄りの宿泊施設であるため、
- 外気温の影響を受けやすい季節がある
- 自然の多い環境ゆえ、虫がゼロではない
- 徒歩移動や外へ出るシーンが、ホテルより多くなりがち
といった“自然ならでは”の要素は避けられません。
「キャンプ要素は一切いらない。完全にホテルの快適さを求めている」
という人よりも、
多少の不便さよりも、自然を感じる体験を優先したい
という人に向いている施設です。
2. 料金はシーズンや曜日によって振れ幅がある
アウトドア宿泊施設全般に言えることですが、
- 休日・連休・オンシーズンは料金が高くなりやすい
- 平日・オフシーズンは比較的手頃になる傾向
があり、「いつ行くか」でコスパの印象がかなり変わります。
予算重視であれば、
・平日
・オフシーズン(繁忙期を外した時期)
を狙うのがおすすめです。
3. 車があった方が圧倒的に便利
山間部の施設は、公共交通機関のみでのアクセスも可能な場合が多いものの、
- バスの本数が限られている
- アクティビティや周辺観光へ行く際、移動が不便になりがち
といった理由から、自家用車 or レンタカーがあると格段に動きやすくなります。
車がない場合は、
- 最寄り駅からの送迎の有無
- タクシー利用の可否・目安料金
を事前にチェックしておくと安心です。
どんな人に向いている?逆に向かない?
向いている人
- キャンプやアウトドアが「好き/興味はある」が、テント泊はハードルが高い
- カップル・夫婦で、静かでゆっくりした時間を過ごしたい
- 小さな子ども連れで、周りに気兼ねせず泊まれる1棟貸しがいい
- みなかみエリアのアクティビティ(ラフティング、スキーなど)を楽しみたい
- 記念日やご褒美旅行で、ちょっと特別感のある宿を探している
あまり向かないかもしれない人
- 「自然はいらないので、とにかく都心型の快適ホテルに泊まりたい」
- 虫や温度差がとにかく苦手で、アウトドア要素はゼロがいい
- 車をまったく使わず、公共交通機関だけでアクティブに動きたい
このあたりに当てはまる場合は、
みなかみ町内の駅チカホテルや温泉旅館の方がストレスなく過ごせる可能性があります。
予約前にチェックしておきたいポイント
1. 宿泊スタイル・設備の違いを確認する
同じ施設内でも、ユニット(棟)ごとに
- 定員(2名用/4名以上可 など)
- 設備(ベッドタイプ、キッチンやBBQ設備の有無)
- ビューポイント(景色の抜け感、方角)
が異なることがあります。
「何人で、どんな過ごし方をしたいか」を明確にしたうえで、
- 予約ページの客室情報
- 写真や間取り図
- “この部屋限定”の特典や設備
をよく見て選ぶのがおすすめです。
2. 食事スタイル(素泊まり・BBQ・コース)を決めておく
アウトドア系の宿泊施設では、
- 食材付きBBQプラン
- 朝食付き・2食付きプラン
- 素泊まり(自分たちで食材持ち込み)
など、食事のスタイルが複数用意されている場合が多いです。
- 手ぶらでラクに楽しみたい → 食材付きプラン
- 料理もアウトドアの楽しみの一つ → 素泊まり+持ち込み
というように、自分たちのスタイルに合ったプランを選びましょう。
3. シーズンと服装・持ち物
みなかみの山間部は、都心と比べて気温がかなり低くなる時期があります。
- 春・秋・冬:
→ 日中との寒暖差に備えた重ね着・防寒着 - 夏:
→ 標高があるぶん涼しいことも多いが、日中の陽射しや虫対策は必須
また、アウトドア施設では
- 歩きやすい靴(サンダルよりスニーカー推奨)
- 雨天時でも安心なレインウェア
- 動きやすく汚れても良い服
など、“外で過ごす前提”の服装を意識すると快適に過ごせます。
Earthboat Minakami Hodaigi をもっと楽しむ過ごし方アイデア
最後に、Earthboat Minakami Hodaigi を軸にした1泊2日のモデル的な過ごし方をイメージしてみます。
<1日目>
- 午前:関越道〜みなかみエリアへ移動、道の駅やカフェで軽くランチ
- 午後:
- ラフティング・キャニオニングなど半日アクティビティ
- 冬ならスキー・スノボの午後券でゲレンデへ
- 夕方:チェックイン、キャビン周りの散策や夕焼けを楽しむ
- 夜:
- BBQプランなら、外の空気を感じながらディナー
- 食後は星空を眺めたり、室内でゆっくり会話や読書
<2日目>
- 朝:静かな山の空気の中でゆっくり起床、簡単な朝食
- 午前:近隣の展望スポットや湖へドライブ
- 昼:みなかみ温泉街で日帰り温泉&ランチ
- 夕方:関越道で帰路へ
「非日常を楽しみつつ、詰め込みすぎない」くらいのテンポで組むと、
Earthboat Minakami Hodaigi の“こもる良さ”と、みなかみの“遊びの多さ”を両方味わえます。
まとめ:ホテルでもキャンプでもない、“こもる”アウトドア体験をしたいなら候補に
Earthboat Minakami Hodaigi は、
- 自然の中でゆったりこもれるロケーション
- 1棟貸しのプライベートな滞在
- キャンプとホテルの中間のような快適さ
といった特徴を持つ、アウトドア寄りのデザイン宿泊施設です。
- 「テント泊はハードルが高いけど、アウトドア体験はしてみたい」
- 「ホテルとは違う、特別感のある記念日ステイがしたい」
- 「みなかみのアクティビティを楽しみつつ、静かな時間も大切にしたい」
そんな人なら、一度は候補に入れてみる価値がある施設と言えるでしょう。
