今回は、インターリンクの「ZOOT NATIVE」を契約して、
PPPoE接続のスピードが遅ーい環境から、IPv4 over IPv6の激はや環境に構築したいと思います。
構築イメージ
今回は図の左のイメージに当てはまります。
インターリンクの「ZOOT NATIVE」を契約し、自宅にあるDS-Liteに対応した「RTX1210」に設定を加えることで、IPv4とIPv6両方が使えるようになり、スピードも爆速になるということです。
事前準備
「フレッツ・v6オプション」への加入
「サービス情報サイト」もしくは「電話」で、プロバイダからの「フレッツ・v6オプション」を事前に加入しておきます。
「ZOOT NATIVE」プランの契約
今回は、「ZOOT NATIVE」プランを利用します。
こちらも事前に契約を済ませておき、設定値を確認します。
https://www.interlink.or.jp/service/zootnative/index.html
申請は簡単にすることができます。
プロバイダ情報も、早ければ1日ほどで発行されます。
ルータの設定
「IPv6」対応の設定
まずは、ルータ(RTX 1210)をv6接続ができるようにするため、configを追記します。
ひかり電話を利用している場合と、利用していない場合でconfigが異なるため、注意が必要です。
参考:http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/FLETS-HIKARI-NEXT/ipv6_ipoe.html
ipv6 prefix 1 ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 dhcp service client ir=on
dns server dhcp lan2
ngn type lan2 ntt
ipv6 route default gateway dhcp lan2
ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 address dhcp
ipv6 lan2 dhcp service client
dns server dhcp lan2
今回、私が構築した環境では、「ひかり電話を契約していない」ため、RAプロキシの方を流し込みます。
「IPv6」に対応できているか確認
IPv6 チェックサイトにアクセスして、IPv6接続ができているか確認します。
(https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP)
または、NTTのv6サービス情報サイトにアクセスできていれば問題ないことが確めます。
(https://flets.com/next/square/connect/)
「ZOOT NATIVE」を利用した「DS-Lite」接続の設定
参考1:http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ipip/index.html#setting9
参考2:https://faq.interlink.or.jp/faq2/View/wcDisplayContent.aspx?id=468
ここからは、「tunnel 1」を作成し、そこをデフォルトにして「IPv4」と「IPv6」インターネットに接続します。
現状、PPPoEなどを利用されている場合には、この作業で切り替わります。
RAプロキシのタイプで、かつ、AFTRアドレスは、NTT東日本で使える「2404:8e00::feed:100」を設定します。(※参考2のURLの最後を参照。)
西日本で利用される方は、「2404:8e01::feed:100」などを利用してください。
拠点Aは光電話を契約していないため、RAプロキシです。
ip route default gateway tunnel 1
# LAN側設定 (自身の環境に合わせて変更します。)
ip lan1 address 192.168.100.1/24
# NGNとの接続設定は既に設定済みのため省略
# AFTRに対するIPIPの設定
tunnel select 1
tunnel encapsulation ipip
tunnel endpoint name 2404:8e00::feed:100
tunnel enable 1
# DHCPの設定は必要な場合のみ
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.101-192.168.100.200/24
# DNSの設定
dns server dhcp lan2
DS-Lite接続に切り替わっているか確認
IPv6 チェックサイトにアクセスして、transix網を利用して、IPv4・IPv6接続ができているか確認します。
(https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP)
作業終了
なんと、これで切り替えが完了です。
とても簡単に切り替えることができました!
私の環境では、15mbほどだったスピードが、250mbほどに、、、
数値的にも、体感でもめちゃめちゃ速くなりました!