ZOOT NATIVEを使う環境でルータを再起動をすると、v6接続が切れてしまい、
再起動後にフレッツ光のサービス情報サイトが見られない現象がありました。その対処法を書き残します。
構築済み環境について
メーカーの基本設定は以下のリンクの通りです。
光電話を契約しているか、していないかで変わってくるので注意です。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/FLETS-HIKARI-NEXT/flets_square_next.html
もしくは、「nulfasブログ」内でも、
インターリンクの「ZOOT NATIVE」を利用した構築方法を細かくに載せてあるのでぜひご覧ください。
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YAMAHA RTX
【YAMAHA RTX1210】「ZOOT NATIVE 固定IPv4 1個」を契約して「VPN環境」を構築!(Configあり!)
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YAMAHA RTX
【YAMAHA RTX1210】「ZOOT NATIVE」と「ZOOT NEXT(固定IP 1個)」を併用して高速化!「インターネットVPN(リモートアクセス)」環境を構築する!
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YAMAHA RTX
【YAMAHA RTX1210】「ZOOT NATIVE」でIPIP接続しながら、「OPEN IPv6 DDNS」を使いNGN網経由の拠点間VPNを構築する
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YAMAHA RTX
【YAMAHA RTX1210】「IPv4 over IPv6」接続の設定環境を構築!(Config・設定例あり!)
きっかけ
社内のRTX1210でIPv6接続を行う設定を行い、無事に確認を終えていましたが、
RTX本体の再起動をしたら、IPv6接続ができなくなっていることに気づきました…。
フレッツ光 サービス情報サイトが見られない = IPv6通信ができていない
と考えました。
v6通信ができているかチェックしてくれるサイトでも確認しましたが、
IPv4しか「Supported」にならない….。
それでも、RTX1210のダッシュボードではv6通信ができていることになっている…。
そこから原因を探し続けました…。
原因は…
外への出入り口までv6通信が出来ているのであれば、内側を疑うしかありませんでした。
そこでRTXからDHCPで割り当てているはずの端末のv6アドレスの取得情報を見ると、
最新のアドレスと違っていた….。
つまりは、「RTX1210からのv6アドレスのDHCPリースが正常に動作していない」ためとわかりました。
対処法
設定済みのコマンドを一度削除。
その後、再度設定するだけで解決します。
ひかり電話を契約しているか、していないかでコマンドが異なるので注意してください。
(環境によっては、「〜@lan2::1/64」が「〜@lan2::feed/64」だったり、「lan1」と「lan2」が入れ替わっていたりするかもなので、ご自身の環境に設定済みのコマンドを確認してください。)
no ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
no ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1/64
どうも、再起動をすると、RTX1210から出している「IPv6」アドレスのDHCPがうまく動いていないようです…。
そこを再起動すると、正常にDHCPでv6アドレスが配布されて、LAN内のどの端末でもv6通信ができるようになる。
ということのようです。
解決してよかった…。
自動でコマンドを実行する方法(2021/08/14 追記!)
毎回手動で対応するのが面倒すぎたので、
ルータの再起動と共に自動であのコマンドを実行させます。
定期的な再起動をした後に、再登録のコマンドを実行することにしました。
ぜひ、参考になればと思います。
# 土曜日の1時に再起動を実施し、その後、お決まりのコマンドを自動で実行。
schedule at 101 */Sat 01:00 * restart
schedule at 102 */Sat 01:04 * no ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
schedule at 103 */Sat 01:05 * ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64